ドッグフード選びに迷わない!ドッグフードの選び方【基礎編】
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初めて家に犬を迎える方、飼育が初めてという方は、ドッグフードがこんなに多種多様な選択肢があることに驚かれることがあります。どのように選ぶべきか迷われるかもしれません。
毎日わんちゃんの身体を支える食(ドッグフード)は、健康や成長に大きな影響を及ぼします。愛犬の年齢、体重、健康状態、好みの味、安全性などを考慮しながら、慎重に選ぶことが非常に重要です。
この記事では、適切なドッグフードの選び方や留意点をご紹介します。また、食事回数とおやつのバランスについても説明し、ぜひご参考にしていただければと思います。
ドッグフードの正しい選び方
皆さんはドッグフードを選ぶ際に何を基準にして選んでいますか?
もちろん、安全面、栄養面、費用面など様々な角度でみられることも多いかと思います。
犬のことを考えると、①栄養面、②安全面、③費用面の順番に選ばれる方も多いのではないでしょうか?
犬の管理栄養士が推奨する、ドッグフードの選び方を解説していきます。
主要な栄養素のバランス
犬はタンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要です。
ペットフードには以下のような栄養素がバランスよく含まれているか確認しましょう。
筋肉や臓器の健康をサポートするために、動物性のタンパク質(鶏肉、牛肉、魚など)が主な原料であることを確認しましょう。
良質な脂肪はエネルギー源として重要です。特に、オメガ-3やオメガ-6脂肪酸は皮膚や被毛の健康をサポートします。
エネルギー源として適量が含まれているか確認し、特に全粒穀物やサツマイモなどの質の良い炭水化物を含むものが良いです。
ビタミンA、E、D、亜鉛、カルシウムなどが含まれているか確認します。特に、抗酸化物質は免疫力をサポートします。
AAFCO基準を満たしているか
AAFCO(Association of American Feed Control Officials)の基準を満たしているペットフードは、犬のライフステージに適した栄養バランスが保証されています。
ラベルに「AAFCOの基準を満たしている」旨の記載があるか確認しましょう。
原材料リストを確認
原材料リストは、ペットフードの品質を判断する重要な情報源です。最初に挙げられている成分がそのフードに最も多く含まれているので、以下の点を確認しましょう。
- 動物性タンパク質が主成分かどうか: チキンやサーモンなど具体的な肉の名前が書かれているものを選びましょう。「ミートミール」や「動物性副産物」といった不明瞭な成分は避けた方が良いです。
- 人工添加物の有無: 人工着色料、保存料、香料などは、できるだけ避けるべきです。自然な保存方法(例: ビタミンEやローズマリー抽出物)を使用しているものが理想的です。
- 穀物の種類: 一部の犬は穀物アレルギーがあるため、「グレインフリー」フードを選ぶことがあるかもしれません。ただし、すべての犬にグレインフリーが適しているわけではなく、全粒穀物を含むバランスの取れた食事も良い選択です。
犬のライフステージに合ったフードかどうか
犬の年齢や活動量に応じて、必要な栄養は異なります。例えば、子犬には成長をサポートする高タンパクで高エネルギーの食事が必要であり、シニア犬には関節や消化をサポートするために、より消化しやすい成分を含むフードが適しています。
- 子犬(パピー)用: 高エネルギーで成長を促進するタンパク質を豊富に含む。
- 成犬用: 適切な体重維持とエネルギー供給にバランスが取れた食事。
- シニア犬用: 関節サポート成分(グルコサミンなど)や、消化しやすい成分が含まれているものが理想的。
特別な健康ニーズがある場合の選択
アレルギー、消化器系の問題、関節の問題、体重管理など、特定の健康ニーズがある場合は、それに応じた特別な食事を選びます。
- アレルギー対応フード: 単一のタンパク質源や、アレルギーを引き起こしにくい原料を使用した「限定成分食」を選ぶ。
- 体重管理: カロリーが調整されており、低脂肪・高タンパクで満腹感を与える成分が含まれるフード。
- 関節サポート: グルコサミンやコンドロイチンなど、関節の健康をサポートする成分が配合されたフード。
メーカーの評判と信頼性
信頼できるメーカーの製品を選ぶことも重要です。製造過程や品質管理において透明性の高いメーカーを選ぶと良いでしょう。
また、リコール歴があるかどうかも確認しておくと安心です。
メーカーによっては、口コミサイトやAmazonや楽天などのレビューを操作している企業もいるため 注意が必要です。
賞味期限内に食べきれる量を購入する
ドッグフードを選ぶ際には、賞味期限内に食べきれる量を選ぶことが重要です。賞味期限が切れたフードは外見が変わらなくても、成分の変質やカビの発生、缶やパッケージの劣化など、さまざまなリスクが考えられます。
また、賞味期限は未開封の状態での期限であるため、開封後はできるだけ早く摂取することが基本です。賞味期限が長いフードは合成添加物が多い傾向があるため、これにも注意が必要です。愛犬の健康を考えると、まとめ買いよりも新しいものをこまめに購入することが良いでしょう。
試食して反応を確認する
ペットフードを選んだら、実際に犬がそのフードを好んで食べるかどうか、体調に変化がないか観察しましょう。特に便の状態や、皮膚、被毛の健康状態は重要な指標です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
飼育犬は食べるものを選べません。もちろん人間と同じように好き嫌いもあります。犬の健康を考え、リスクがないドッグフードを選んであげるのも飼い主の大きな役目です。
是非、愛犬がいつまでも幸せに過ごせるように、ご参考頂けると幸いです。
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